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除雪装置Q&A

 
 
Q1.除雪装置の歴史について簡単に教えて下さい?
●ご回答
除雪装置として記録されているのは、明治13年に札幌と小樽手宮間に鉄道が開通し、アメリカ人技師ジョセフクロフォード氏が、プラウ式雪払車を製作し使用したとあります。 
一方、道路除雪では明治19年馬そりがロシアから輸入され、このそりに三角形に板を工夫して除雪に用いられるようになりました。明治末期に鉄道除雪用としてアメリカのラッセル・カー・アンド・スノープラウ社製の車輛を輸入して成果を納めました。いわゆる、ラッセル車と呼ばれ、除雪車輛の基本となったものです。大正7年に札幌に電車が開通して軌道内除雪機ササラ電車(ブルーム式除雪機)が開発されました。機械除雪としては昭和18年に北海道でVプラウ付除雪トラックが開発されました(日本初)。
 
Q2.除雪装置は寒冷地のみで必要とされているイメージがありますが、実際には全国でどのような地域に必要とされているのでしょうか?
●ご回答
昭和31年に積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法(雪寒法)が制定されました。(雪寒法:2月の積雪最大値累年平均50cm以上 1月の平均気温の累年平均0℃以下の地域)地域内道路延長は、413,259kmにたっており、冬期道路交通の確保を目的とします。
積雪寒冷特別地域は国土面積の60%を占め、総人口の23%がこの地域に含まれます。北は北海道から南は山口県までの26県が指定を受けています。その他に高速道路や空港にも配備されています。
 
Q3.気候や雪の状態で除雪の方法は違うのですか?
●ご回答
雪は新雪から少しづつ変化して行きます。地ふぶきや非常に寒い地方では車の通過により路上の新雪はこな雪へと変化して車の通過後雪煙となって舞い上がる。交通量の多いときはタイヤからの熱や圧力で雪粒は大きくなり、車の通過によっても舞い上がらなくなる。これがつぶ雪(ざらめ雪)で凍結防止剤散布後にも出来る。こな雪は車の走行や除雪作業により押し詰められ圧雪になり圧雪が水分を含むと氷板になりやすい。
雪の状態が作業効率に大きく影響します。雪が重ければスリップしやすく、粉雪はフロントガラスに付着し、ざらめ雪は車輛に負担が掛かります。また、特に冷え込みが激しい日は圧雪になりやすい。
 
Q4.除雪装置にはどのような機能や特性が求められるのでしょうか?
●ご回答
除雪作業は24時間必要に応じて出動出来る体制が求められます。除雪装置も同じ様に操作性、居住性そして安全性の向上が最大の要望と考えます。
 
Q5.除雪装置を使った具体的な道路の除雪方法(手順)を教えて下さい?
●ご回答
除雪の方法としては(除雪車の用途)
1) 新雪除雪、2)路面整正、3)特定箇所除雪、4)拡幅除雪等、一般道路,高速道路、空港除雪とそれぞれに工法があります。それぞれに出動基準が違います。ここでは、一般的なものをあげてみます。
<新雪除雪>は、除雪トラックで高速で市街地及郊外を高能率的な除雪を行います。
<路面整正>は、除雪トラックと除雪グレーダによる圧雪路面の除去を行います。除雪グレーダは市街地のきめ細かい路面整正を除雪トラックは郊外の路面整正に使用されます。
<拡幅除雪>は、除雪トラックやローターリー除雪車が吹溜りや道路幅確保する為に作業を行います。
 
Q6.除雪装置には大きく分類するとどのようなタイプのものがあるのでしょうか?
●ご回答
除雪装置としては大きく3つに分けられます。
1) トラック系除雪装置、2)建設機械系、3)ロータリー系、
1)トラック系除雪装置はフロントプラウ。トラックグレーダ サイドウイング等 トラックベースに前方、中央、後方にそれぞれの装置を取り付けて高速で作業をします。
2)建設機械系はフロントプラウ、サイドウイング等、車輛本体に装置を取り付けて中・低速で作業をします。
3)ロータリー系は動力装置を持って低速で大量処理を目的とします。
 
Q7.よく装置のカタログに載っている商品名に「XXXプラウ」、「トラックグレーダ」とありますが、どのようなものなのでしょうか?
●ご回答
1)車輛前方に取付除雪を行うものの総称をプラウといいます。作業条件で色々な形状を選びます。<ワンウェイプラウ、ツーウェイプラウ、Vプラウ、汎用プラウ等があります。>
2)トラックグレーダとは、モーターグレーダの排土板を車輛中央部に取付け、路面整正作業や圧雪除去作業を行います。トラックに架装されている為、作業速度や回送速度が速く、除雪車の主流になっています。
 
Q8.商品名に「アングリングプラウ」とありますが、これはどのようなものなのでしょうか?
●ご回答
投雪性能はワンウェイプラウに比べてやや劣るが,投雪方向が左右可変で除雪の多様性に優れています。
 
Q9.装置のカタログに良く「マックレー作業」、「マックレー型」とありますが、これは何の事でしょう?
●ご回答
マックレー作業あるいはマックレー型と呼ばれているのは大正15年に札幌鉄道局の羽島技師が除雪作業の研究の為、欧米出張時、カナデアン・パシフィック鉄道の技術長 ケー・ディー・マックレー氏が考案し研究中であったものを帰国後昭和2年から3年にかけて完成させた掻寄式雪掻車をマックレー式崩雪機械と呼んでいました。崩し拡げた雪をロータリー式雪掻車で路外に飛ばす除雪工法をマックレー作業と呼んだとされています。掻寄式雪掻車第1号は現在、小樽市手宮の鉄道記念館に陳列されております。
 
Q10.装置のカタログに「シャピンレス装置」とありますが、これは何の事でしょう?
●ご回答
除雪装置には一定の力が加わっても稼動出来る様に設計されています。それ以上の力が加わると安全の為に一部分が力を逃すようにしているのがシャピンと呼ばれている部分でその都度交換する事になっていますが交換をせずに繰り返し使える様にしたものをシャピンレス装置と呼んでいます。
 
Q11.装置のカタログに「シャッターブレード」とありますが、この用途を教えて下さい?
●ご回答
路面整正作業では主として直線的な走行で路側に雪を寄せていく工法なので雪を残したくない交叉点や橋、バス停などではブレードに取り付けたシャッターをおろし、雪を抱え込んで排出してもよい地点でシャッターをあげ雪の堆積をコントロールする装置です。
 
Q12.開発商品のカタログに「アーティキュレート式」とありますが、どの様な意味なのでしょうか?
●ご回答
従来車輛のハンドル操作によりタイヤの向きを操作して方向を変えていましたが、アティキュレート方式では車体を屈曲させることによって旋回半径も著しく減少して狭い場所での作業性が向上しています。
 
Q13.粗面形成装置の素材にはどの様なものが使用されているのでしょうか?、またどれぐらいの寿命があるのでしょうか?
●ご回答
粗面形成装置はツルツル路面の解消の為に考えられました。ツースは特殊鋼を使用していますが、さらに寿命を延ばす為に超硬チップを植えて使用しています。
 
Q14.除雪装置に利用されるトラックは特別な車両が使用されているのでしょうか?
●ご回答
4×4あるいは6×6といった総輪駆動の車輛でフレームも高さ、幅、強度等除雪用車輛として開発され、エンジン馬力も350馬力~420馬力が必要とされています。
 
Q15.もし除雪装置に利用されるトラックに特別な機能が必要であると言うのであれば、それはどのようなものか教えて下さい?
●ご回答
除雪装置の油圧装置を駆動する為の出力軸、駆動力を増す為のワイドスタッドレスタイヤ、制動力を増す為のアンチロックブレーキシステム(ABS)、ふぶきでも視界を確保出来る熱線入ウィンドガラス、エンジン馬力を有効に伝達するオートマチックトランスミッション等々除雪を効果的に行う為に様々な機能が装備されています。
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